戦闘Modでアクション要素を増やす

オブリビオンの戦闘はスカイリム以上に単調なので、遊ぶのが辛いと感じるかもしれない。そんな時は、戦闘改善系のModを入れるといいだろう。

色々種類があるが、今回はCombat Additionsを紹介しよう。
このModはローリング、パリィ、ロックオンといったアクションを追加し、さらに敵AIの改善、攻撃を当てた時のヒットストップなどといった要素を追加することで戦闘をより面白くするものだ。

このガイドは、VortexまたはMO2を導入している環境を対象としている。もし導入していないなら、まずはユーザーModの導入ページを見てこよう。

Combat Additionsのインストール

Modの公開ページ

このModは通常版、コントローラー操作に対応したNorthernUI版がある。どちらかをインストールしよう。BAINと付いているのはファイル構造が異なるだけで、中身は同じだ。

今回は日本語化パッチが用意されている、BAIN付きのバージョン2.4を入れることにしよう。
Combat Additions BAIN、またはCombat Additions NorthernUI BAINのバージョン2.4をリストから探し、ダウンロードしてほしい(MAIN FILESにない場合は、下までスクロールしてOLD FILESから探そう)。

通常と異なる構造のため、そのままではインストールできない。だが内容はシンプルで、00 Coreが本体、それ以外はオプションのフォルダとなっている。

MO2による通常版のインストール例

MO2ではインストール時、使いたいオプション内のファイルをShift+クリックでまとめて選択し、本体である00 Coreの中にドラッグして移すといいだろう。

以下は各オプションについての解説だ。04は好みで、あとは全て入れてもいいだろう。

00 Core本体となるフォルダ
MCA_2.4_BAINVortexでインストールすると00 Coreがなくなり、
以下のオプションはこのフォルダに置かれる
01 Dark Souls Staminaスタミナの回復速度をソウルライク並に速める
02 Even Shorter Recoil怯みモーションを短くする
03 Attack Animations攻撃モーションに間を持たせ、パリィしやすくする
04 Vanilla Roll-Dodge Animationsローリングのモーションをバニラのものにする(非推奨)
05 Faster Equip Animations (Third person)武器装備モーション(三人称視点時)を短くする

MO2でファイルを移し終わったら、00 Coreを右クリックし、<data> ディレクトリとして設定を選ぼう。これでインストールできるようになるぞ。

インストール後は、日本語化パッチを入れて日本語化しよう。このサイトの手順で日本語化した場合、Standard\JPMOD_GOTY、またはNorthernUI\JPMOD_GOTY以下にあるパッチを、ESPファイルが置かれている場所にコピーして実行すればいい。

また、iniフォルダには翻訳済みの2.4用設定ファイルが置かれているので、2.4をインストールするならそちらも上書きコピーするといいだろう。

キーの設定

起動する前に、NorthernUI版ではコントローラーのボタン(キー)設定を行うことをお勧めする。テキストエディタでini/LegionCombatAdditionsNUI.iniを開いてみよう。

32行目あたりから始まっている、CONTROLLER CONFIGという部分からボタン設定ができる。”set LDQuest.~ to 数字”といったパラメーターが複数登録されているが、ボタンを変更するにはこの数字を書き換えればいい。
どの数字がどのボタンに対応しているかは、このページGoogle翻訳版)で確認しよう。

各パラメーターのうち、以下を見直すといいだろう。

set LDQuest.DodgeKeyNUI to 13ステップ・ローリング回避の使用ボタン
デフォルトでは13(Bボタン)
set LDQuest.ModifierNUI to 0回避をガード中のみ発動可能にするかどうか
空きボタンが残っていないなら1を推奨
デフォルトでは0(無効)
set LDQuest.LockOnKeyNUI to 7ロックオンの使用ボタン
デフォルトでは7(右スティック押し込み)
set LDQuest.HealKeyNUI to 99このModで追加される回復アイテムの使用ボタン
詳しくは下記を参照
デフォルトでは99(未割り当て)

面倒でなければ、1200行目付近にあるset LDQuest.UseConsumables to 1も0に書き換えることをお勧めする。これは騎士草・術師草(このModの新規回復アイテム)をゲームに登場させるかどうかの設定であり、0にすると登場しなくなる。
これらのアイテムは上記のset LDQuest.HealKeyNUI toを設定しなければ使えないが、ボタンをさらに空けなくてはならないため敷居が高い。よって、使えないアイテムが増えるのが嫌なら0にするといいだろう。

どうしてもこれらのアイテムを使いたいなら、コントローラーで快適に操作するのページを読み、ボタンの空け方を覚えよう。

通常版の場合

通常版でも、ini/LegionCombatAdditions.iniからキーボードのキー設定を行うことができる。キーの番号はこのページGoogle翻訳版)を参考にしよう。

(任意)HPバーを表示する

Combat Addtionsには、武器攻撃を複数の敵にヒットさせる機能がある(バニラでは単体にしか当たらない)。だがデフォルトのHPホイールは同時に一つしか表示されず、この効果が分かりにくい。そこでOblivion.iniを編集し、HPホイールではなくHPバーを表示させるようにしよう。

MO2の場合、上のパズルピースアイコンをクリックし、Ini Editorを選択するとOblivion.iniの編集画面が表示される。

Vortexの場合、Modリスト上部の「開く」ボタンをクリックし、「ゲームの設定フォルダーを開く」を選ぶと、Oblivion.iniが入っているフォルダを開くことができる。

Oblivion.iniを開いたら、Ctrl+Fで検索ウィンドウを開き、bHealthBarShowingで検索しよう。見つかったら=0を、=1に書き換えればいい。これでバーが表示されるようになるぞ。
デフォルトではバーが若干太いので、すぐ近くにあるfHealthBarHeight=4.0000も、=1.0000に書き換えるといいだろう。

書き換えたらセーブをクリックし、画面を閉じれば完了だ。元に戻したくなった時は、bHealthBarShowingを0に書き換えよう。

(任意)一人称視点における回避モーション

デフォルトでは一人称視点で回避行動を取った際、モーションが再生されることはない。ini/LegionCombatAdditions.iniからset LDQuest.DodgePOV to 0を1にすると、三人称視点にいったん切り替えてモーションを再生するようになる。

Oblivion – Enhanced Cameraのような一人称視点で身体を表示するModを入れている場合、0のままでは一人称視点のままモーションが再生され、カメラが激しく揺れる(おそらくバグ)。よって1にすることをお勧めする。
(同時にEnhanced Camera側のOBSE_EnhancedCamera.iniを開き、bFirstPersonModAnim=1を=0にする必要あり)

(2.3.1のみ)パリィ発動時にゲームが強制終了する

バージョン2.3.1にはパリィを発動した際、稀にゲームがクラッシュするバグが存在する。ガードカウンターを有効にしていると起きるらしいので、気になるならini/LegionCombatAdditions.iniを開き、set LDQuest.GuardCounter to 1を0にして無効にしよう。
(おそらく将来的に修正されるはず)

まとめ

Iniからはキーだけでなく、個々の機能についてのさまざまな設定も可能だ。あまりにも数が多いのでここでは紹介しないが、興味があったら開いて見るといい。

操作方法等については、ゲーム内で自動追加される本に書かれているので安心しよう。

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